新卒
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INTERVIEW04/設計

正解はひとつじゃない。
配管ルートの図面も
十人十色だから面白い。

INTERVIEW04

河島 正明2007年新卒入社
環境システム工学専攻卒
大学で水処理を研究テーマに扱ったことがきっかけで、給排水衛生設備の技術力に強みを持つ西原衛生工業所を知る。入社後は設計業務を5年、施工管理業務を6年経験した後に、再び設計業務に戻り現在に至る。工事現場で得た知識と経験を土台とした設計力を強みに活躍中。

設計の流れ

求められる機能と
コストを両立する設計を

私が所属する部署の主な役割は、水道管、排水管、貯水タンク、給水タンク、トイレの水洗用設備といった給排水衛生設備全般の設計業務です。まずはお客様からお預かりした建物のおおまかな設計図や仕様要求を検証し、実際の設備機器や配管の配置を想定した「実施設計」を行います。その後「実施設計」をもとに積算の担当者と一緒に作成した見積書も併せてお客様に提案します。この提案内容が通るまでに早くて半年、大型案件だとなんと約2年かかることもあります。
提案が通ると、再度詳細な見積書を提出してようやく受注となります。ここからは主担当が工事部(施工管理担当)となりますが、着工後も引き続き、設計担当として工事に関わっていきます。

やりがいと苦労

設計者の力量と考え方の違いが、
はっきりと図面に表れる

新築物件での設備設計は、配管ルート、材質、ポンプなどの機器選定など検討すべき事項が200~300項目にも及び、それらを設計担当者がどう判断するかにより完成形が大きく変わります。決まった正解がないため、自分なりの考えを図面に投影できるのが、設計業務の面白い部分です。
しかし1~2年もの間、同じビルの図面とにらめっこしていると、何が正しいのか分からなくなることがあります。そんな時は先輩にアドバイスを仰ぐのですが、図面を見た瞬間「ここが矛盾しているぞ」「その機器選定は問題がありそうだ」とすぐに問題を見つける先輩たちの実力を見ると、尊敬すると同時に改めて自分もこうなりたいという意欲が湧きます。

成長のきっかけ

現場で得た知識は、
設計の業務でも大きなプラスに

入社後すぐに設計業務を担当しましたが、その後6年ほど現場で商業施設や空港の施工管理を経験し、再び設計業務に就くことになりました。現場でトライ&エラーを重ねてきた経験は、確実に今の設計業務にプラスになっています。現場を知らないまま設計を行っていた頃と比べ、着工後のリスクや現場での状況を想定した設計ができることから、質の向上はもちろん、お客様にも説得力ある提案ができるようになりました。
大学で勉強した流体力学や水理学などの知識もありますが、現場で吸収した知識はそれ以上の「生きた知識」であることを改めて実感し、自分の成長に直結した経験になりました。

会社の魅力

看板があるから、
大きな案件にも挑戦しやすい

当社のすごさを思い知らされるのは、「水といえばNISHIHARA」という看板を背負って仕事をしていることです。というのも、仕様の調整を図る際「西原が言うのだから間違いない」「西原に全て任せる」と全面的に仕事を任せていただける機会がよくあるからです。何よりも当社「NISHIHARAブランド」への信頼を強く感じる瞬間です。
当社に対する絶大な信頼をバックボーンとして、設計でも現場でも、お客様から当社社員の提案に期待をいただいていると思います。この「水と言えばNISHIHARA」という恵まれた環境の中で、誰もが知る有名な大型物件の設計に挑戦するのが今後の目標です。

学生の皆さんへのメッセージ
当社には目標となるような先輩がたくさんいて、積極的にコミュニケーションを取ることにより、いつでも貴重なアドバイスをもらえます。また業務に必要となる知識は、現場でトライ&エラーを重ねていけば自然と備わっていきます。例え学校で設備に関して専門的に学んでおらず知識がゼロであっても、学ぶ気持ちさえあればステップアップを繰り返し、一人前の技術者になれますよ。